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2006年7月26日水曜日

建築設備CADの情報: [名前の付いた印刷スタイル(STB)]をうまく利用する

[名前の付いた印刷スタイル(STB)]をうまく利用する

ゼネコンからまわってきた建築図面を設備図面の下絵として使用する際に、建築図面の色を単色化する方がいます。
単純に色の変更が行えれば問題ないのですが、ブロックや外部参照図面の色の変更ができないということで、図面を分解し始める方がいます…。

属性定義のブロック、またはXCLIPを使って部分表示されているブロックを分解してしまったら問題大有りですよね。

何で色を単色化したがるのかと聞くと『建築図で様々な色を使っていると設備の色と混ざってしまう』、『印刷時の線の太さの指定がやりづらい』、『画面上で図面を見づらい』などの理由を語ってくれます。

確かに、[色従属印刷スタイル(CTB)]を使うのであれば、建築図と設備図で同じ色を使ってしまったら、線の太さをそれぞれ指定することができませんが、[名前の付いた印刷スタイル(STB)]を使えば問題ありません。(または画層単位で線の太さを指定してもOK)
様々な色を使っていると画面上で見づらいというのであれば、レイアウト空間で[印刷スタイルを反映]させて作業すれば、印刷スタイルの設定が画面上で反映されるので、建築図は単色、設備図は指定した色で確認することができます。

他の設備と図面を合成する際にも、電気は[緑色]、空調は[青色]、衛生は[赤色]でといった指定も簡単に行えます。

印刷スタイルは状況に応じて簡単に切り替えることができますので、頭も中も切り替えられれば簡単に対処できますよ。
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