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2006年12月21日木曜日

建築設備CADの情報: ライセンス管理・コスト管理

ライセンス管理・コスト管理

CADを使用する人数の増加、それに伴ってソフトも増加……。
ソフトのライセンス管理・コスト管理は非常に大変ですよね。そこで各メーカーごとに特徴をまとめてみました。

◆ ポータルライセンス・ネットワークライセンス(autodesk製品)
ポータルライセンスは、ライセンスキーをエクスポート、インポートすることでコンピュータごとにライセンスを購入しなくても、複数のコンピュータでソフトを使用、また作業場所(会社と自宅等)を問いません。
ネットワークライセンスは、ネットワーク環境において、サーバに最低限必要なライセンスをインストールすることで、複数のパソコンでソフトを共有することができます。

◆ ネットワークライセンス(Brain Gear)
ネットワーク環境において、サーバに最低限必要なライセンスをインストールすることで、複数のパソコンでソフトを共有することができます。

◆ ネット認証型ソフトプロテクタ(CADWe'll CAPE、CADWe'll Tf@S)
コンピュータごとにライセンスを購入する必要があります。3ヶ月ごとにインターネット環境において認証しなければいけません。
※『5年間の使用期限』があります。導入の際にはその辺りを注意してください。

◆ 期間限定商品+インターネットライセンス(CADEWA Evolution)
期間限定商品は180日の使用期限があるソフト。一時的に増加した業務に対して、使用期間を定めることによって通常の料金と比べると格安価格でソフトを増設できます。
インターネットライセンス(e-LiJIT)はWeb上でライセンス管理が行えます。必要最低限のライセンスを購入し、ネットワークを介し複数の方がライセンス本数内で利用できます。

◆ ASP(CADWe'll CAPE)
コンピュータごとにライセンスを購入する必要がある。インターネット環境において、ソフト起動時・終了時にログイン・ログアウトの必要性があります。利用時間に応じて毎月の支払い額が異なります。(基本料金・上限額があり)

◆ インターネットライセンス+時間レンタル(FILDER_PLUS)
インターネット環境において、ソフト起動時・終了時にログイン・ログアウトの必要性があります。必要最低限のライセンスのみを購入し、増加分は自動的に時間レンタルとして課金。購入しているライセンスの使用が終われば(空きがでれば)、時間レンタルから通常のライセンス使用に切り替わります。毎月の使用頻度を見ながら、ライセンスを増加するかどうか検討することができます。

これらを踏まえて、実際の使用例を挙げてみます。

・Aさん(20代・女性)
… おっとりタイプのCADオペレータ。1日のほとんどCADを使用。アフター5を満喫したい年頃。

・Bさん(30代・男性)
… 現場も図面も仕事をバリバリこなす若手の施工管理。現場と事務所の往復が多い。

・Cさん(40代・男性)
… CADが苦手の施工管理。事務所内での作業が苦手。一日の大半は現場での作業。

この場合、ネットワークライセンス(Brain Gear)、インターネットライセンス(FILDER_PLUS)を利用すれば、購入するライセンス数は2台として、1台は常に事務所で作業するAさん専用、もう1台はBさん、Cさんが共有できるというメリットがあります。
FILDER_PLUSの場合は、Aさん、BさんがCADを使用していても、Cさんは課金システムで“臨時に3台目のライセンスを取得”して作業を行えます。
Bさんの図面作業が終わりログアウトすればライセンスに空きが出ますし、Aさんは毎日定時で帰るので定時以降は、そのライセンスをCさんが引継ぎ図面作業が行えます。
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