ですが、これはOpen Design Allianceが開発した「DWGdirect」を利用して、DWGクローンを作成しているにすぎず、変換後の問題・不具合が多いのが現状です…。
例えば、AutoCAD図面を設備CADで読み込んだ際には「ワイプアウト」や「クリップ」が消えてしまい、オリジナルのAutoCAD図面とまったく異なった表示になったり…

このメッセージは、「開こうとする図面ファイルは擬似的に作成されたDWGファイルなので、ファイルが壊れている、または将来的に壊れる可能性があります」という意味となります。

(ファイル容量が半分以下になってしまう場合もあります。それだけ情報が欠落しているということです…)
- AutoCAD→設備CAD→AutoCAD
- ・作図単位が変わってしまう
- ・文字サイズが微妙に変化する
- ・寸法線の自動調整が外れる
- ・ハッチングの自動調整が外れる
- ・ハッチングが図形として分解される
- ・ブロックの基点が変わる
- ・ブロックの名称が変わる
- ・属性定義がテキストに変わる
- ・ダイナミックブロックの振る舞いが失われる
- ・ByLayer、ByBlockの情報が失われる
- ・カスタム線種として変換され、線種の見え方が各図面で異なる
- ……などなど
ということで、AutoCAD図面の読み込み、またAutoCAD図面形式での保存には注意が必要です。
特に「AutoCAD図面形式で図面ファイルを提出」する際には、“DWGになっていればOK”なのか“変換バケが生じたままでOK”、“問題があるDWGのままでOK”なのか確認の必要があります。
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