2006年12月23日土曜日

CADWe'll U/KITの無償バージョンアップ

[U/KIT Ver.6.4]、[CADWe'll U/KIT2005]を無償で[CADWe'll U/KIT2007]へバージョンアップしてくれるようです。
このバージョンアップに伴い、ハードプロテクタからソフトプロテクタへライセンス管理へ変わることになります。

ユーザの方へは平成19年1月下旬より[CADWe'll U/KIT2007]が順次送付されるようです。

2006年12月21日木曜日

ライセンス管理・コスト管理

CADを使用する人数の増加、それに伴ってソフトも増加……。
ソフトのライセンス管理・コスト管理は非常に大変ですよね。そこで各メーカーごとに特徴をまとめてみました。

◆ ポータルライセンス・ネットワークライセンス(autodesk製品)
ポータルライセンスは、ライセンスキーをエクスポート、インポートすることでコンピュータごとにライセンスを購入しなくても、複数のコンピュータでソフトを使用、また作業場所(会社と自宅等)を問いません。
ネットワークライセンスは、ネットワーク環境において、サーバに最低限必要なライセンスをインストールすることで、複数のパソコンでソフトを共有することができます。

◆ ネットワークライセンス(Brain Gear)
ネットワーク環境において、サーバに最低限必要なライセンスをインストールすることで、複数のパソコンでソフトを共有することができます。

◆ ネット認証型ソフトプロテクタ(CADWe'll CAPE、CADWe'll Tf@S)
コンピュータごとにライセンスを購入する必要があります。3ヶ月ごとにインターネット環境において認証しなければいけません。
※『5年間の使用期限』があります。導入の際にはその辺りを注意してください。

◆ 期間限定商品+インターネットライセンス(CADEWA Evolution)
期間限定商品は180日の使用期限があるソフト。一時的に増加した業務に対して、使用期間を定めることによって通常の料金と比べると格安価格でソフトを増設できます。
インターネットライセンス(e-LiJIT)はWeb上でライセンス管理が行えます。必要最低限のライセンスを購入し、ネットワークを介し複数の方がライセンス本数内で利用できます。

◆ ASP(CADWe'll CAPE)
コンピュータごとにライセンスを購入する必要がある。インターネット環境において、ソフト起動時・終了時にログイン・ログアウトの必要性があります。利用時間に応じて毎月の支払い額が異なります。(基本料金・上限額があり)

◆ インターネットライセンス+時間レンタル(FILDER_PLUS)
インターネット環境において、ソフト起動時・終了時にログイン・ログアウトの必要性があります。必要最低限のライセンスのみを購入し、増加分は自動的に時間レンタルとして課金。購入しているライセンスの使用が終われば(空きがでれば)、時間レンタルから通常のライセンス使用に切り替わります。毎月の使用頻度を見ながら、ライセンスを増加するかどうか検討することができます。

これらを踏まえて、実際の使用例を挙げてみます。

・Aさん(20代・女性)
… おっとりタイプのCADオペレータ。1日のほとんどCADを使用。アフター5を満喫したい年頃。

・Bさん(30代・男性)
… 現場も図面も仕事をバリバリこなす若手の施工管理。現場と事務所の往復が多い。

・Cさん(40代・男性)
… CADが苦手の施工管理。事務所内での作業が苦手。一日の大半は現場での作業。

この場合、ネットワークライセンス(Brain Gear)、インターネットライセンス(FILDER_PLUS)を利用すれば、購入するライセンス数は2台として、1台は常に事務所で作業するAさん専用、もう1台はBさん、Cさんが共有できるというメリットがあります。
FILDER_PLUSの場合は、Aさん、BさんがCADを使用していても、Cさんは課金システムで“臨時に3台目のライセンスを取得”して作業を行えます。
Bさんの図面作業が終わりログアウトすればライセンスに空きが出ますし、Aさんは毎日定時で帰るので定時以降は、そのライセンスをCさんが引継ぎ図面作業が行えます。

2006年12月19日火曜日

CADWe'll CAPE2004 R2 SP3 アップデートモジュール

ダイテックのホームページで『CADWe'll CAPE2004 R2 SP3 アップデートモジュール』が公開されました。
アップデートモジュールをインストールすることにより、様々な不具合が解消されます。
修正箇所、注意点等はダイテックホームページを参照してください。

対象バージョン:
CADWe'll CAPE2004 R2 SP3  ( ビルド番号:4105 )
CADWe'll CAPE2004 R2 SP2  ( ビルド番号:4101 )
CADWe'll CAPE2004 R2 SP1  ( ビルド番号:4100 )
CADWe'll CAPE2004 R2     ( ビルド番号:4053,4057,4058,4059 )

インストール後、ビルド番号は[4106]に変わります。

※12月7日に公開されたアップデートモジュールの修正版になります。

2006年12月16日土曜日

CADEWA Evolution Ver4.0 予告 『シート機能』

CADEWA Evolutionにもシート機能が追加されるようです。
CAPEとの互換性は解りませんが、作業効率が上がるのは間違いないです。

※CADEWA Evolution Ver4.0は2007年2月下旬に発売予定のソフトです。

2006年12月13日水曜日

CADEWA Evolution Ver4.0 予告 『シンボル・配線化機能』

他CADで描かれた汎用要素の図形をCADEWA Evolution上でシンボル・配線として認識できるように“変換”することができます。

※CADEWA Evolution Ver4.0は2007年2月下旬に発売予定のソフトです。

2006年12月12日火曜日

CADEWA Evolution V4.0

2007年2月下旬にCADEWA Evolution V4.0がリリースされるようです。
「CADEWA Evolution V4.0バージョンアップ商品発売記念先行予約キャンペーン」も実施されるようです。

2006年12月9日土曜日

CADWe'll U/KITから3次元書き出し

CADWe'll U/KITで設計した設備図面には3次元情報が与えられています。
CADWe'll U/KITからAutoCAD形式で保存する際に、この3次元情報をAutoCADへ書き出す設定にすれば、AutoCAD上で設備図面を3次元図面として見ることができます。

2006年12月6日水曜日

3次元書き出し

CADEWA Evolutionで設計した設備図面には3次元情報が与えられています。
CADEWA EvolutionからAutoCAD形式で保存する際に、この3次元情報をAutoCADへ書き出す設定にすれば、AutoCAD上で設備図面を3次元図面として見ることができます。

2006年12月2日土曜日

Chapter1.[作図設定] 画層の設定を行う

図面作業に取りかかる前に作図設定を行います。
[形式]メニュー内には各種作図設定のコマンドがありますので、必要な設定を最初に行います。
まずは画層の設定から始めます。

AutoCADはレイヤのことを画層と呼びます。
新規の図面には0という名称の画層が設定されており、ユーザはこれから行う図面作業に必要な画層を追加設定する必要があります。

画層には名称の他に色、線種、線の太さ等の設定が行えます。(作図画層を切り替えると各種設定も切り替わる)
これらの設定は画層単位で行うのがAutoCADの基本となります。

線の太さは画層ごとに行うのが流行ってきています。
流行っている理由としては、印刷スタイルテーブルを添付し忘れたとしても、別な環境で印刷するのに線幅の指定に困らない、また画層ごとに指定した線幅(または図形に直接指定した線幅)は、レイアウト空間からの印刷で印刷尺度によって線幅を調整できるので、いたずらに印刷スタイルテーブルを増やす必要も無くなるからです。([A1出力用]、[A3出力用]と印刷スタイルテーブルを用意する必要が無い)

画層リストは記号-数字-ひらがな-漢字の順番で昇降されます。
名前の付け方を工夫すると用途ごとにリストがまとまります。

また、名前によるグループ分けではなく、グループフィルタという機能を使うと、より簡単にグループ分けすることもできます。
グループフィルタを作成し、それぞれに選択した画層を振り分けます。グループフィルタを使用すると選択したグループの画層だけがリストされますので、[建築]、[電気]、[空調]、[衛生]といったグループを作ると、管理が容易になります。(グループ単位で表示・非表示等の設定ができる)

2006年11月27日月曜日

寸法線自動調整

自動調整寸法は図形の移動、変形と共に寸法線が連動するという非常に便利な機能ですが、移動、回転等の編集を行うと寸法補助線が以上に長く伸びたりする不具合が起こる場合があります。
この現象を防ぐには自動調整機能を解除する必要があります。自動調整機能を解除するには[DIMDISASSOCIATE]コマンドで行います。

2006年11月15日水曜日

線の太さの尺度を有効

A1印刷を想定して作成した図面の線幅を、A3縮小印刷時の印刷尺度に応じて変化させたい…

これが可能になるのが[線の太さの尺度を有効]という機能になります。

この機能はレイアウト空間からの印刷で有効になる設定で、図形自体、または画層ごとに割り当てた線幅を印刷時にコントロールできます。

例 A1印刷時に1ミリの線幅の図形

[線の太さの尺度を有効]にチェック有り
A3(0.5倍)で印刷する際に線幅が0.5ミリに自動調節されます。

[線の太さの尺度を有効]にチェック無し
A3(0.5倍)で印刷しても線幅は1ミリのまま。

用紙サイズ別に印刷スタイルを作成されている方がいますが、この機能を活用すれば増やす必要はありません。

私はacad.stb(acadlt.ctb)とmonochrome.ctbで足りています。
第3者にデータを渡してもデフォルトの印刷スタイルを使用すればイメージ通りに印刷できます。
※acad.stb(acadlt.ctb)はカラー用、monochrome.ctbは白黒用
※自作した印刷スタイルを添付するのを忘れる方が多いです…

2006年11月6日月曜日

他CADソフトで作図された図面ファイルの読み込み

図面選択ダイアログにある[設定]ボタンより、他CADソフトで作図された図面ファイルの読み込み設定が行えます。

例 『AutoCAD図面の読み込み』
・ブロックをグループ化する
・寸法図形を寸法要素に変換する
・非表示レイヤを非表示で読み込む
・ブロック内のエンティティをブロックレイヤに作成する
・レイアウト情報を取り込む
・参照図面情報を取り込む
・3次元で読み込む

寸法図形を寸法要素として取り込んだり、レイアウト空間の情報の取り込み、参照図面の取り込みという項目はその他の設備専用CADでもありますが、注目すべきは[3次元で読み込み]という機能。
AutoCADで3次元設計した情報をCADEWA Evolution上でも再現できます。

2006年10月27日金曜日

旧バージョンのCADWe'll CAPEからCAPE2007へのバージョンアップに関して

旧CADWe'll CAPEからCADWe'll CAPE2007へのバージョンアップにおいて、「CADWe'll CAPE初回納品時より5年が経過しているとバージョンアップの対象にならない」というような噂を聞きました。

つまり、CADWe'll CAPE2000→CAPE2003→CAPE2004とバージョンアップを繰り返して使用していた場合、最初に導入したCAPE2000からの使用期間が5年以内でないとCAPE2007へのバージョンアップは適用されず、新規購入という形を取る必要があるようです。

ソフト開発にはお金がかかるようですね。バージョンアップの収入だけではベンダーも厳しいのでしょう…。

2006年10月17日火曜日

シンボルを等間隔に配置

[ディバイダ]や[メジャー]、[配列複写]をお使いでしょうか?

[ディバイダ]や[メジャー]は選択した図形上に分割、または指定した間隔で[点]オブジェクトを作図する機能ですが、[点]オブジェクトの変わりにブロックを作図させることもできます。

例えば、[構築線]オブジェクトを[ブロック定義]しておき、[ディバイダ]や[メジャー]で呼び出せば補助分割線のような役割を果たす図形を作成することができます。
また、電気図面では『部屋に対して照明を何台』って配置しますが、[ディバイダ]で均等配置して並べることができます。(1:2:1の割付だったら、とりあえず等間隔に配置して、1個飛ばしにシンボルを削除)
[メジャー]だったら、配置間隔を指定できます。

[配列複写]は系統図などを作成する際に有効です。

2006年10月6日金曜日

遂にダイテックのHPでもTf@Sの情報が公開!!

遂にダイテックのホームページでもCADWe'll Tf@Sの記事が掲載されました。
今まで写真を公開することができなかったので、イメージを伝えにくかったのですが、3D表示を見てもらうと解るように、他の設備CADよりも表示が綺麗という印象を持つと思います。

2D作図機能はCADWe'll CAPEが持っていた操作性をそのままに、また多数の追加・変更されたコマンドで更に作業効率が良くなっています。

いよいよ発売間近って感じですね!

※CADWe'll Tf@Sは今秋発売予定のソフトです。

作業途中でパソコンがフリーズ 未保存の図面の行方…

AutoCADは指定した間隔で自動保存を行ってくれます。
[ツール]メニューにある[オプション]より[開く/保存]タブで確認できます。

ファイルの安全確保の項目にある[自動保存]にチェックが付いている状態で、その下にある時間を指定しておけば、万が一のときに復元できるように自動保存ファイルが作成されます。

【復元方法】
1.フリーズしたパソコンの再起動し、Windowsスタートメニューから[検索]-[ファイルやフォルダ]を実行
2.検索するファイル名を *.sv$ と指定し検索を行う。検索場所は通常Cドライブ
3.検索されたファイルから作業時間が近いものを探し、[名前を変更]より拡張子を dwg に変更

ちなみに、bakファイルは自動保存ファイルとは意味合いが違います。
bakファイルは図面ファイルを上書き保存した際に、更新前のファイルとして作成されるものです。

2006年10月5日木曜日

線種がきれいに表示できない…

『線種がきれいに表示できない』、『各図面で線種の表現が異なる』といった話を良く聞きます。
同じ大きさ(尺度)の図面なのに、グローバル線種尺度の値が違う、線種のピッチが違う…。

どうしてこういった現象が起こるのか

以前、【
電気図面の配線の表現 その2 『グローバル線種尺度』 】で、AutoCADには作図単位という設定があり、それぞれにおいて使用される線種が異なるという説明をしました。
今回は、他のCADで作図した図面をAutoCADに変換して作業を行う際の注意点を説明します。

みなさんはAutoCADでいちから作図を行うのであれば、基本的には[メートル単位]を選択して開始すると思います。
一方、他のCADで作図した図面を変換してAutoCADに取り込むとフィート/インチ単位になってしまいます。(すべてのデータがそうなるという訳ではありません)

作図単位が異なると、使用する線種ファイルが異なる、グローバル線種尺度の考え方が異なります。当然、AutoCADでいちから作図した図面と他のCADで作図した図面を混在させると線種の表現が統一できなくなってしまいます。

また、厄介なことにAutoCADでは線種をカスタマイズ(線種の表示ピッチをユーザが任意に指定できる)することができます。他のCADから変換して読み込んだ図面の中に自動的にカスタマイズされた線種として読み込まれる場合もあります。

【対処方法】
1.各図面でシステム変数の[MEASUREMENT]の値を統一する
 0…フィート/インチ単位
 1…メートル単位

2.AutoCADが持っていない線種があったら名称を変更する
 CENTER3(カスタム線種) → CENTER(標準の線種)

3.線種を再ロードする
 ※同一名称の線種があった場合、新たにロードされた線種の情報に置き換わってくれる


4.グローバル線種尺度の値を共通の考え方で設定する

2006年10月4日水曜日

Brain Gear2007がバージョンアップ

Brain Gear2007がバージョンアップされていました。(9月20日)
いくつかの機能が改善、バグが修正されたようです。
ジオプランのHPで改善・修正内容が公開されています。

2006年10月1日日曜日

建築設備CAD情報交換コミュニティ開設

招待型のコミュニティを開設しました。

【CADWe’ll CAPE、AutoCAD等、建築設備CAD情報交換コミュニティ】
http://groups.google.co.jp/group/cad_support
※こちらのコミュニティに参加するには管理者からの招待が必要になります。
 詳しくは、下記のコメントをお読み下さい。

1.Googleのサイトでアカウントを
[新規ユーザー:参加]より作成します。
2.登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
3.メール中に記載されたリンクをクリックしてアカウントの作成が完了します。[続けるにはここをクリックしてください]をクリックしてください。
4.http://groups.google.co.jp/group/cad_supportのサイトに移動してください。
5.[会員に申し込む]をクリックしてください。
6.必要事項(アンケート)を記入し[このグループへ申し込む]をクリックしてください。


【業種・分野】 …
【使用可能CADソフト】 …
【コミュニティへの参加理由】 …
【日常的にCAD操作で悩んでいる点】 …


7.管理者から承認を知らせるメールが届きコミュニティへの参加が可能になります。


ブログに公開しない情報をお知らせしたり、積極的な意見・情報交換をコミュニティでできたらと思っています。 興味のある方は是非参加してください。

2006年9月7日木曜日

ダイナミックブロック 可視パラメータ

ダイナミックブロックの可視パラメータは、ひとつのブロックに対して、複数の絵柄を登録し、状況に応じて置換させることができる機能です。

ひとつずつ置き換えることもできますが、複数のブロックをまとめて選択し、一斉に置き換えることも可能です。

2006年9月5日火曜日

画層のグループフィルタ、画層状態管理を使った画層管理

グループフィルタを使うと画層をグループ分けすることができ、画層リストを整理することができます。
例えば、建築用の画層、電気用の画層、空調用の画層、衛生用の画層…など、ひとつの図面でいろいろな用途の画層が混在すると、画層数だけでも多くなり、また作業中に探すのも大変になってしまいます。
グループフィルタを使い、[建築]、[電気]、[空調]、[衛生]といったグループを作成し、それぞれのグループに必要な画層を割り当てることで画層リストを整理することができます。(指定したグループの画層だけがリストアップされます)

画層状態管理は画層のプロパティ(表示・非表示、ロック・ロック解除…等)を保存しておくことができます。
別な図面で指定してある画層状態を読み込むことで、同じ設定に瞬時に切り替えることができます。(『画層1と画層5が非表示…』といったメモを取る必要がありません)
※書き出されたファイルは“*.las(画層状態)”という拡張子のファイルとなります。

・表示/非表示
・フリーズ/フリーズ解除
・ロック/ロック解除
・印刷する/印刷しない
・現在のビューポートでフリーズ/フリーズ解除
・新しいビューポートでフリーズ/フリーズ解除
・色
・線種
・線の太さ
・印刷スタイル

2006年9月4日月曜日

モデル空間でビューポート

モデル空間でビューポートコマンドを使い、作業画面を分割することができます。大きな図面を作業する際に、画面移動にかかる負荷を軽減することができます。

2006年9月2日土曜日

ちょっとした小技 マウスホイールボタンをダブルクリック

マウスのホイールボタンをダブルクリックすると[オブジェクト範囲ズーム]ができます。

2006年8月31日木曜日

フィレットの丸めを一時的に0にする

[フィレット]コマンドで丸め半径を任意の値を指定しておき、編集作業を行う中で、『ここは半径0でコーナー接続したい』というときに、わざわざ半径を0に設定しなおさなくても2つ目のオブジェクトを選択する際に[Shift]キーを押しながら選択するとコーナー接続されます。

2006年8月25日金曜日

ダイナミックブロック 位置合わせパラメータ

シンボルをプロット(ブロック挿入)する際に、『この壁と同じ角度で挿入したい』ってこと多々ありますよね。
回転オプションを使っても良いのですが、角度が解らない、または計測すると微妙な傾きの場合もあります。一旦適当な場所に置いてから参照回転して角度を合わせるのも面倒だし、UCSを回転させるのも面倒…。

そこで登場するのがダイナミックブロック。位置合わせパラメータを指定しておくと、ブロック挿入時にマウスカーソル付近にある図形の角度に合わせてブロックが自動的に回転されるようになります。

2006年8月18日金曜日

シンボルの凡例表を作成する

[表]コマンドで作成した表のセルに対してブロックを挿入することができます。
表のサイズが変更されると自動的にブロックのサイズも調整されます。凡例表を作成する際には非常に有効な機能です。

2006年8月16日水曜日

オブジェクト スナップ トラッキングを活用

オブジェクト スナップ トラッキング([OTRACK])は位置合わせパス(仮想線)に沿ってオブジェクトを描くことができます。
電気設備配線図などで有効な機能です。

2006年8月9日水曜日

図面によって挿入するブロックのサイズが異なる

図面に挿入するブロックのサイズ(尺度)が自動的に変わってしまった経験のある方はいませんか?(ブロックの尺度が0.039に…)

単に、同一名称のブロックが図面内に存在して、サイズが変わってしまうということではなく、それ以外の原因でサイズが変わってしまうことがあります。

システム変数[INSUNITS]は図面に挿入、アタッチするブロックやイメージ、外部参照の自動尺度設定の作図単位を指定することが行えます。

ブロック定義した図面での作図単位と挿入先の作図単位が異なるとサイズが自動的に変わってしまいます。この現象を防ぐにはシステム変数の値をすべての図面で共通に指定し作業を行う必要があります。

システム変数[INSUNITS]
値0 … 未指定 - 単位なし
値1 … インチ
値2 … フィート
値3 … マイル
値4 … ミリメートル
値5 … センチメートル
値6 … メートル
値7 … キロメートル
値8 … マイクロインチ
値9 … ミル
値10 … ヤード
値11 … オングストローム
値12 … ナノメートル
値13 … ミクロン
値14 … デシメートル
値15 … デカメートル
値16 … ヘクトメートル
値17 … ギガメートル
値18 … 天文単位
値19 … 光年
値20 … パーセク

2006年8月4日金曜日

AutoCAD 2007 / Brain Gear 2007 設備業界向けセミナー開催

オートデスク株式会社主催(協賛:株式会社ジオプラン)で9月28日(木)に大阪、9月29日(金)に東京でセミナー(参加無料)が開催されます。

2006年7月26日水曜日

[名前の付いた印刷スタイル(STB)]をうまく利用する

ゼネコンからまわってきた建築図面を設備図面の下絵として使用する際に、建築図面の色を単色化する方がいます。
単純に色の変更が行えれば問題ないのですが、ブロックや外部参照図面の色の変更ができないということで、図面を分解し始める方がいます…。

属性定義のブロック、またはXCLIPを使って部分表示されているブロックを分解してしまったら問題大有りですよね。

何で色を単色化したがるのかと聞くと『建築図で様々な色を使っていると設備の色と混ざってしまう』、『印刷時の線の太さの指定がやりづらい』、『画面上で図面を見づらい』などの理由を語ってくれます。

確かに、[色従属印刷スタイル(CTB)]を使うのであれば、建築図と設備図で同じ色を使ってしまったら、線の太さをそれぞれ指定することができませんが、[名前の付いた印刷スタイル(STB)]を使えば問題ありません。(または画層単位で線の太さを指定してもOK)
様々な色を使っていると画面上で見づらいというのであれば、レイアウト空間で[印刷スタイルを反映]させて作業すれば、印刷スタイルの設定が画面上で反映されるので、建築図は単色、設備図は指定した色で確認することができます。

他の設備と図面を合成する際にも、電気は[緑色]、空調は[青色]、衛生は[赤色]でといった指定も簡単に行えます。

印刷スタイルは状況に応じて簡単に切り替えることができますので、頭も中も切り替えられれば簡単に対処できますよ。

2006年7月16日日曜日

お得な買い物…?

Brain Gear 2007を購入するともれなくAutoCAD 2007も手に入ります。
AutoCADを単品で購入すると税込価格で714,000円、BrainGearの電気設備版を購入すると税込価格で420,000円。差額が294,000円…。

AutoCADの操作性はそのままですので、お得な買い物といえばお得です。

2006年7月14日金曜日

EQ-Ⅱ 2007が発売

AutoCADのアドオンソフトEQ-Ⅱの最新バージョン[EQ-Ⅱ 2007]が発売されたようです。
ベンダーサイトより評価版のダウンロードができるようですので、興味のある方はお試しください。

2006年7月13日木曜日

電気図面の配線の表現 その2 『グローバル線種尺度』

AutoCADでは図面の大きさに合わせて、線種の表現も変える必要があります。
[グローバル線種尺度]は、図面全体に対する線種の尺度(表示サイズ)をコントロールする設定で、この設定を図面の大きさに合わせて設定する必要があります。

また、AutoCADにはacad.lin(aclt.lin)、acadiso.lin(acltiso.lin)という線種ファイルがあり、図面の作図単位によって使用する線種ファイルが異なります。

作図単位フィート/インチ acad.lin(aclt.lin)
作図単位メートル acadiso.lin(acltiso.lin)

作図単位が異なることにより、使用する線種ファイルも異なります。当然、線種ファイルが異なれば[グローバル線種尺度]の考え方も異なります。

以下、グローバル線種尺度の値の導き方(参考)

★作図単位フィート/インチ(acad.lin(aclt.lin)を使用した場合)
・ISO規格の線種
図面尺度の分母値に0.25を掛けた値をグローバル線種尺度として指定
例 1/100図面の場合 100×0.25=25

・AutoCADオリジナルの線種
図面尺度の分母値に6.25を掛けた値をグローバル線種尺度として指定
例 1/100図面の場合 100×6.25=625

★作図単位メートル(acadiso.lin(acltiso.lin)を使用した場合)
・ISO規格の線種
図面尺度の分母値に0.25を掛けた値をグローバル線種尺度として指定
例 1/100図面の場合 100×0.25=25

・AutoCADオリジナルの線種
図面尺度の分母値に0.25を掛けた値をグローバル線種尺度として指定
例 1/100図面の場合 100×0.25=25

・JIS規格の線種
図面尺度の分母値に1.0を掛けた値をグローバル線種尺度として指定
例 1/100図面の場合 100×1.0=100

このような結果を踏まえると、JIS規格の線種を使用するとグローバル線種尺度の値が解りやすいということになります。ただし、下流工程の設備図面の作業では、建築データを貰った上で作業を行いますので、必ずしもJIS規格の線種が使用できるとは限りません。

※図面中で上記グループを混在するような設定は避けてください。

また、上記とは別にAutoCADではユーザが線種を定義(カスタマイズ)することができます。
カスタマイズされた線種を使用している場合、グローバル線種尺度の値が変わりますので注意が必要です。

2006年7月12日水曜日

電気図面の配線の表現 その1 『線種』

AutoCADには様々な線種があり、どの線種を使ってよいのか判断に困る場合があります。
一般的(私のまわり)に使われる線種を紹介します。

天井隠蔽配線(実線) CONTINIOUS
天井ふところ配線(一点鎖線) CENTER
床隠蔽配線(破線) DASHED
露出配線(点線) DASHED2

これと合わせて[グローバル線種尺度]も理解する必要があります。
[グローバル線種尺度]については次回、説明を行います。

2006年7月11日火曜日

[基点コピー]&[貼り付け](+オプションコマンド)を活用しましょう

シンボルをプロットする際に、デザインセンターやツールパレットに登録してあるシンボルから挿入せずに、図面上に配置されているブロック(または通常図形)を複写して作業する際に、[基点コピー]と[貼り付け]を有効利用することで作業効率が上がります。

[基点コピー]([Ctrl]+[Shift]+C)は挿入基点を指定し、選択した図形をWindowsのクリップボードに記憶させることができ、その記憶させた図形を図面上に呼び出すのが[貼り付け]([Ctrl]+V)になります。

[貼り付け]時にコマンドウィンドウには『挿入点を指定』というメッセージが表示されているだけですが、[R]というキーワードを実行すると『回転角度を指定』というメッセージが表示され、呼び出すシンボルの配置角度を変更することができます。

また、AutoCAD 2006からですが、[B]というキーワードを実行すると『基点を指定』というメッセージが表示され、最初に指定した挿入基点を変更することができます。

2006年7月10日月曜日

DAITEC Line Up Seminar

7月27日に東京国際フォーラムで[DAITEC Line Up Seminar](株式会社ダイテックソフトウェア主催)が開催されます。

このセミナーでダイテックソフトウェア製品のラインアップとして新製品[CADWe'll Tf@S](ティーファス)が紹介されます。
(今年中に発売されるという話でしたが、ようやくダイテックソフトウェアのホームページ上で製品名が公開されました….。※発売日はまだ未定です。ひょっとしたらセミナーで発表されるかもしれません。)

CADWe'll U/KITはもともと別なメーカーで作成された製品で、他のCADWe'll製品と比べると操作性に大きな違いがあり、なかなか移行できないユーザが多かったのですが、今回発表されるCADWe'll TF@Sはダイテックで開発されたソフトですので、移行は簡単になりそうです。(実際に見ていないのですが…、イメージでの話です。)

2.5次元設計のCADWe'll CAPEと3次元設計のCADWe'll U/KITの中間をカバーするということで、それぞれの製品で作成された図面を3次元ビューワで見ることができ(…という話です)、画面上で実際の仕上がりが確認できるようになります。
当然、他設備専用CADで作成した図面をBeBridgeで取り込めば、3次元で見ることもできるのでしょう。

今後に期待できるこの[CADWe'll Tf@S]に興味のある方は、セミナーに参加してみましょう。

2006年6月29日木曜日

パブリッシュを使って複数図面を一斉に印刷する(連続印刷)

AutoCAD標準では『無理だ』と言われ続けている『指定図面を一斉に印刷する』方法ですが、パブリッシュを使いこなせば複数の図面ファイルにある図面を一斉に印刷処理することは可能です。

(確かに、以前のAutoCADではできなかったことですが、最近のAutoCADはユーザのニーズをちゃんと取り入れてくれてます。『できない』という固定概念を持っている方は機能が追加されても気が付かないんですよね…)

[ファイル]メニューにある[選択したレイアウトをパブリッシュ]は現在の図面だけでなく、他図面ファイルのシート(モデル・レイアウト)も読み込むことができ、ページ設定を指定し、一斉にプロッタへ、またはDWFとして書き出すことができます。

他図面ファイルのシートを読み込んだ場合、リストを保存・読み込むことも可能です。
出力の順番も指定できますからプロッタの受け皿の前で出力図面を整理する手間もいりません。

・AutoCADはDWF出力・プロッタ出力の2択が可能
・AutoCAD LTはDWF出力のみ選択可能だがDWF Viewerから一斉に印刷が可能

こんな便利な機能(バージョンが上がれば、できることもそれなりに増えます)を使わずにいる方、是非試してみてください。

※DWFはPDFのようなものです。
AutoCADを所有していない方でも専用のDWF Viewer(無償)を使えば図面を閲覧・印刷を行うことができます。ファイル容量も軽いのでメールでの送受信も快適に行えます。

2006年6月27日火曜日

Brain Gear 2007体験セミナー 『建築設備専用CADによる図面作成体験講座』

株式会社大塚商会主催で7月12日(水)、7月13日(木)に東京(西新宿)で体験セミナー(参加無料)が開催されます。
※7月11日(火)締切。事前登録必須(各コース8名)になっています。

10:00~11:30 電気設備
12:30~14:00 衛生設備
14:20~15:50 空調設備

2006年6月24日土曜日

テンキーからの数値入力を省きたい

[スナップ]と[極トラッキング]を併用するとテンキーからの数値入力を省くことができます。

[作図補助設定]で[スナップとグリッド]タブにある“スナップのタイプとスタイル”をPolarSnapに切り替え、“極間隔”の値を指定します。
[極](極トラッキング)は角度補正したい値を設定しておき、図面作業中は[スナップ]と[極](極トラッキング)を有効にして作業を行います。

[極](極トラッキング)が有効なことで、一定の角度刻みに定規が表示され、[スナップ]が有効なことで、指定した間隔で定規上に×印が表示されます。その×印(またはカーソル付近の情報)を目安にしてクリックしていけばテンキーから数値を入力する手間が省けます。

2006年5月31日水曜日

AutoCAD 2007/Brain Gear 2007設備業界向けセミナー

オートデスク株式会社主催で6月23日(金)に大阪(定員50名)、6月29日(木)に東京(定員100名)でセミナー(参加無料)が開催されます。
(オートデスク株式会社のHPで申し込みが行えます。)

まだBrain Gearをご覧になったことの無い方、AutoCADベースでの設備設計のイメージが変わりますよっ!

2006年5月21日日曜日

AutoCAD用の電気シンボル・ケーブルラック

ホクトCADさんのHPでAutoCAD用の電気シンボル、ケーブルラック(3D、ダイナミックブロック)がアップされています。

2006年5月17日水曜日

スクエア(□)記号を入力するには

AutoCADで電気設備図面を描く際に、ケーブルのサイズを示すのにスクエア(□)記号が必要となります。
角度の °を代用して入力する方もいますが、きちんと□で表現したい場合にはマルチテキストコマンドを通常のマルチテキストエディタではなく、ノートパッドを利用して記入することができます。

1.エディタの変更
文字はダイナミック文字(1行文字)ではなくマルチテキストを使用します。その際に、AutoCAD標準のマルチテキストエディタではなく、ノートパッドを使用します。
システム変数(AutoCAD内部の設定をコントロールする)[MTEXTED]を実行します。
標準ではマルチテキストエディタ(Internal)が適用されていますので、ノートパッド(NOTEPAD)に変更します。

2.マルチテキストコマンドを実行、記入
[マルチテキスト](MTEXT)コマンドを実行するとノートパッドが起動するようになりますので、ノートパッドで特殊コードを以下のように入力します。

CV5.5{¥A1;{¥H0.5X;¥S口^;} ※{ } 内はすべて半角で記入

入力したら保存してノートパッドを閉じます。図面上にはスクエア記号が表示されます。

3.エディタの戻し方
エディタをAutoCAD標準のマルチテキストエディタに戻したい場合にはシステム変数[MTEXTED]を実行しマルチテキストエディタ(Internal)に指定します。

他のCADソフトに変換するとCV5.5と□が別々な文字列になってしまいますので、文字が重なったり文字が離れたりするといった現象が起こる可能性があります。
そういったことを考えると °で記入した方が文字化けの心配が無いので便利かもしれません。(見る人が見たら解りますからね…)

2006年5月15日月曜日

CADEWAシリーズのレベルアップツール公開

CADEWAシリーズのレベルアップツールが公開されていました。

・CADEWA Evolution シリーズ Ver3.0L04 [2006/5/8公開]
・CADEWA Evolution シリーズ Ver2.5L06 [2006/5/8公開]
・CADEWA Evolution シリーズ Ver2.0L08 [2006/5/8公開]
・CADEWA Evolution シリーズ Ver1.2L10 [2006/5/8公開]

また、CADEWA Evolution Jr. Ver3.0L04およびCADEWA Evolution 単線 Ver3.0L04に、平行寸法コマンドが起動しない場合がある不具合を修正するプログラムも公開されています。

2006年5月13日土曜日

CADEWA Evolutionのここが好き その1


プロット図を作成する際に機器、器具類をできるだけ簡単に、直感的に配置したいときに、通り芯からの寄り寸法を常に表示させることができます。
この機能を使えば、テンキーを叩くことなく、画面に集中して作業を行えます。

2006年5月12日金曜日

AutoCAD 2007の新機能 ダブルクリックアクション

ダブルクリックアクションは図面上に作図されている図形をダブルクリックすることで、割り当てられているコマンドが実行される機能です。
標準設定ではほとんどの図形に対して[オブジェクトプロパティ管理]が割り当てられて(例外として文字列をダブルクリックすると[文字編集]、属性定義をダブルクリックすると[属性編集]…等)いますが、ユーザが任意に設定できるようになりました。

新しい機能ですし、なかなかアイディアが思いつかなかったのですが、ひとつ例を挙げさせていただきます。


線分に対して[選択したオブジェクトの画層を現在層に設定]を割り当てる

図面作業中に図面上の線分をダブルクリックすると、選択した線分と同じ画層に現在層が切り替わります。

アイディアによってはいろんな使い方ができると思います。

「Brain Gear 2007」 5月8日から出荷開始

AutoCAD 2007をベースとしたBrain Gear 2007が5月8日から出荷開始されたようです。
これに伴い、5月30日、31日に体験セミナーが催されます。

詳しくは大塚商会のホームページをご覧ください。
http://it.otsuka-bs.co.jp/otsuka/event/cad0531/

ジオプランのHPでBrain Gear 2007のパンフレットが公開されていました。

2006年5月11日木曜日

ダイナミックブロック

AutoCAD 2006からの新機能“ダイナミックブロック”は、状況に合わせてブロックを変化させることができるブロック定義の新しい考え方です。

例えば、ケーブルラックの子桁がラックの伸縮に合わせて自動的に発生するように指定する、また子桁だけを非表示にするといったことができます。

Autodesk社のHPでAutoCAD 2007 / AutoCAD LT 2007の体験版を申請することができます。
この機会に、最新のAutoCADを体験されたらいかがでしょうか。